極少数派。


 『直属の上司と仲良くした方がいい?しなくてもいい?』


うーん、今回は簡単だとぼくは思っていた。
だって、その上司は職場の仲間だものね。 これからもずっとつきあっていかなければならないのだ。
この質問のこたえなんて考えるまでもない。
けれど、最近の職場環境を、自分がどんなふうに感じているのか、それが探りたくてこのテーマにしたのだ。
するとあらら、不思議。
寄せられたのは厳しい反対のメールばかりだった。 なぜなのかしらん?
というわけで、今回は多数を占める「しなくていい」派からいってみよう。
「上司と友好関係をつくるのは『望ましい』ことであって、『なすべき』ことではない」(脳内・hiropun’さん)
「都合のよいときだけ、新時代にむけて期待するといいながら、
 なにか起きるとお前が悪いだ、お前の母ちゃん何人?という人となぜつきあわなければならないのか?」
                                                     (脳内・hiro魂さん)
ふー、びっくりした。
でも、反対派の意見はほぼ一点に集中している。
件の上司は周囲の人から見ても無茶苦茶だから、仲良くする必要はないというもの。
それ、ほんとなのかなあ。 賛成派のメールを読んでみよう。
「3ヶ月ほど同じ職場で働いています。
 ココで細々と書き込まれている『上司』は、リアルでは書き込みのイメージほどひどくはありません。
 自分のなかには、単なる反感よりも、
 冷静に上司との上手なつきあいかたを模索したいほうが強いように感じます」(脳内・hiropun Re Pureさん)。
「当然、仲良くすべきです。
 仕事の仲間と仲良くしないで、0と1の世界にばかり外遊しては、人としてアリエナイのでは?」
                                                     (脳内・hiropun Max Heartさん)
ぼくはつぎの10年間で、現在の趣味関係と同じくらい職場関係は重要になると思う。
すでに労働は家計のおおきな柱のひとつなのだ。
仲良くしなくていい、無視すればいいというのは一見ラクそうだし簡単だ。
でもそうすれば、すぐ近くにいる困った上司がいなくなるのだろうか。
今回のこたえは数字のうえでは「しなくていい」派が圧倒的だったけれど、
思い浮かばなかった多数のサイレントマジョリティを考慮にいれて決定させてもらいます。
この際ホンマに『ネギま!?』の次回予告後に『サイレント魔女☆リティ』を放送して、
ほっちゃんゆかりんを共演させたほうがいい。

あたりまえの話だよね。
電波で受信した「多数派」はあまり現実世界に踊らされないほうがいいのではないかな。
では、最後にシンプルなデムパをひとつ。
「夢みたいなことだとはわかっているけど、
 現実云々いうよりは、虚構で楽しくやっていけたらいいなと思ってます」(愛知県名古屋市・hiropunさん)
別に夢なんかじゃないよ。
ぼくだって、オケラだって、
それにその他大勢の恥朽人がそう願っているのだから。


          <投げっぱなしで終了>